2026.03.24
私が最も子どもたちに言ったことば
私が、夜の世界の子どもたちに最も言ったことばは、「いいんだよ」
夜の世界の子どもたちは、昼の世界、家庭や学校に居場所をなくした子どもたちです。
いつも、「だめだよ」、「なにやってるの」と、昼の世界では否定され続け、偽りと嘘に満ちた夜の世界に最後の救いを求めている子どもたちです。
夜の街で、私が、「いいんだよ。今までのことは。よく生き残ったね」と声をかけると、ほとんどの子どもたちが、驚いた顔をし、そのあと涙を流します。
当たり前です。昼の世界では、いつも否定され続けてきて、ほとんど認めてもらったことがないのですから。
リストカットやODをしている子どもたちからの相談で、私が、「リストカットしてきて良かったね。ODしてきて良かったね。いいんだよ。切ったから今君は生きている。ODをしたから君のこころはパンクしなかった。でも、これからは、私と違う明日を作ろうね」こう言うと、ほとんどの子どもたちは、電話の向こうで泣きます。
多くの親や、先生、大人たちは、子どもたちの今を、特に問題を起こした子どもたちのしたことを、いとも簡単に否定し、非難します。
でも、子どもたちをそのようにしてしまったのは、だれなのでしょう。私たち、大人でしょう。
私は、どんな子どもも子どもたちのしたことも、否定できません。
ただ、「いいんだよ」と受け入れることしかできません。
その子どもたちと共に生き、違う明日を作ることしかできません。
