2026.03.08
夜の街で
夜の街を歩いていると、
子どもたちに出会うことがあります。
繁華街の灯りの中で、
夜を過ごしている子どもたちです。
家に帰れないわけではない。
けれど、
帰りたくない夜も
あるのでしょう。
ある夜、
一人の子どもに声をかけました。
「寒くないか」
その子は少し驚いた顔をして、
小さくうなずきました。
それだけのことです。
けれど、
子どもにとっては
「誰かが見てくれた」
そんな時間になることがあります。
夜の街には、
声を出せない子どもがいます。
だから私は、
今日もまた
夜の街を歩きます。
