夜回り先生 水谷 修
公式ブログ

Osamu Mizutani Official BLOG

36年、長い道のりでした

おもえば、今から36年前、日本最大の夜間高校に自ら望んで異動したことから「夜回り先生」が始まりました。

 

学校を辞め夜の世界に沈む子どもたちを、一人でも多く昼の世界に戻したい、教室に戻したい。そんな思いで、夜の町を歩き続け、多くの子どもたちと触れあってきました。

 

また、今から26年前に、暗い部屋で明日を見失い、リストカットやODを繰り返し、死へと向かうこどもたちの存在に気づきました。そして、それ以来、その子どもたちと共に生き、明日を作る手伝いをしてきました。

 

長い日々でした。

 

また、そのような対処療法と共に、予防のために、全国の少年院や児童施設、中学や高校を講演で回りました。

 

私の関わった子どもたちの哀しみ、亡くした子どもたちの苦しみを、直接子どもたちに語り続けてきました。多くの子どもたちが、私の講演を通じて、命の大切さや生きることの意味を理解してくれました。

 

後ひと頑張り、もっと多くの子どもたちに、直接語りたいと考えています。

 

私の命の続く限り、全国を回り、講演を続けていきたいと考えています。

「先生、消えたい」

私は、2004年に「水谷青少年問題研究所」を作り、メールや電話での子どもたちからの相談を受け続けてきました。

 

私のもとに届く最も多い子どもたちからの叫びは「先生、消えたい」、「先生、死にたい」でした。

 

先日、「先生、消えたい」というメールが届きました。彼女は、中学三年生。学校でのいじめ、親からの受験のプレッシャー、もうすぐ来る受験。その苦しみの中で、ほとんど、夜眠ることができなくなり、彼女の心とからだはもう限界でした。「「親には心配かけたくない」。「担任の先生にも迷惑かけたくない」

 

彼女は、まじめで、やさしい少女でした。「高校は、行かなくてもいいし、いろいろな道がある。でも、一番大切なのは、君の命。生きていること。先生にとっては、それが大切。君が生きていてくれれば、それでいいんだよ。明日を一緒に考えていこう」このことばに、少女は泣いていました。

 

子どもたちにとって、つらい時代です。まじめな子ほど、やさしい子ほど、いじめられたり、追い込まれていく。そして、やさしすぎてその苦しみを周りに伝えられず、自分の心を壊してしまう。回りの大人たちは、それに気づいていない。

 

そして、さらに悩み。苦しみ、市販薬の濫用(OD)やリストカットで、何とか生きぬいています。

 

このような相談が続いています。

 

「消えたい」、「死にたい」は、子どもたちの最後のSOSです。

今、子どもたちは

この二十年、少年犯罪は激減し、深夜徘徊する子どもたちも減っています。「夜回り」をしても、新宿のトー横裏や大久保公園、名古屋の栄の公園、大阪のグリ下さき、福岡の警固公園周辺などのテレビで報道される有名な場所以外では、ほとんど子どもたちと出会うことはなくなりました。ただし、先ほど書いた場所では、心を病み、リストカットやODを繰り返す子どもたちの保護に動かなくてはなりませんが。

 

その一方で、私の元にくる相談メールは、「死にたい」、「消えたい」など深刻な内容のものが増えています。

 

非行に走る子どもたちの数は、急減していますが、その一方で心を病み、明日を見失い苦しむ子どもたちが増え続けています。

 

この背景には、私たちの社会が、優しさを失いイライラした社会となっていることがあります。また、子どもたち自身が、日々、仲間や大人と直接触れあう機会を失い、また自ら拒否し、一日の多くの時間をSNSなどの仮想空間での人間関係の中で過ごしていることがあります。

 

不登校や引きこもり、リストカットやODなど、生きる力の弱い子どもたちが増えています。

 

また、学校にも普通に通い、何の問題もなさそうな子どもたちからの、深刻な相談も続いています。心は、子どもたち自身が、自ら語ってくれなければ、その実際の状況を知ることはできません。でも、今多くの子どもたちは、直接の親や先生たちとの触れあいの中で、心を閉ざしています。その一方で、見えない相手に対しては、いとも安易にSNS等でそれを語っています。

 

私は、そんな子どもたちに、生きることの意味と命の大切さを、講演を通して直接語り続けてきました。また、今、一人でも多くの子どもたちに伝えたいと考えています。

 

教員水谷修の夢

私は、高等学校で22年、大学で17年、教壇に立ちました。世界史、日本史、政治経済、倫理、哲学、青少年問題論、比較宗教学、心理学、たくさんの学問を、こどもたちに語り続けてきました。

 

そんな私の夢は、私が人生の最後に死と向き合ったとき、生と死の問題、生きることの意味、死とは何かを、こどもたちに語ることでした。

 

その時期がついに来たようです。

 

今度出版する本は、私の人生と思想の集大成です。

 

また、私のこどもたちへの講演は、今は、まさにその問題を静かに語る講演となっています。

 

その講演を、一人でも多くのこどもたちに伝えて、去って行きたいと考えています。

 

そのためにも、ぜひ、3月5日に始まるクラウドファンディングに協力してください。

でも、もし成立しないとしても、何とか、多くのこどもたちに話をしていこうと考えています。

 

3月5日(木)より、クラウドファンディングを行います

私は、今から36年前、日本で一番荒れていると言われた横浜の夜間定時制高校に自ら望んで異動しました。どんなに学校内で、生徒たちと向き合っても、数多くの生徒たちが、夜の世界に沈んでいきました。そんな生徒たちを一人でも多く昼の世界に戻そう、教室に戻そう、そう考え始めたのが「夜回り」です。夜の10時頃から朝方まで、当時は毎日横浜の夜の町を回り、生徒たちだけではなく夜の世界に彷徨う子どもたちに声をかけていました。全国を講演で回るようになってからは、その夜を過ごす町を「夜回り」し続けてきました。北は、稚内から、南は対馬、沖縄まで、日本の大きな町のほとんどすべてを「夜回り」してきました。そして、数多くの夜の世界のこどもたちを昼の世界へと連れ戻してきました。

 

 また、今から26年前、暗い部屋で明日を見失い、自らを傷つけ(リストカット)、またそんなつらさから一時でも逃げようと、市販薬や処方薬を濫用し(オーバードーズ、OD)、死へと向かう青少年たちの存在に気づきました。何とか、その子どもたちを助けたいと、「水谷青少年問題研究所」を設立し、研究所のメールアドレスと電話番号をすべてのメディアで公開しました。その時から、私の研究所では、26年間、一日24時間、一年365日、休むことなく青少年からの相談を受け続けています。以来、電話は数えきれず、メールは記録が残ります。のべ150万通を越え、関わった青少年の数は、105万人を越えました。

 

 一人の子どもたちも死なせない。そのための戦いでした。しかし、すでに、102名を薬物乱用で失いました。また、303名をこころの病による、事故死、病死、自死で失いました。一つの死のたびに、私もスタッフも苦しみました。自分を責めました。なんで救えなかったのかと。何度も、止めようと考えました。それでも、続けることができたのは、関わったほとんどの青少年が昼の世界に戻ってくれたからです。彼らから届く「ありがとう」の一言が、私たちの戦いの原動力でした。

 

 それらの活動と共に、私は、数多くの本を出版しました。生きることに苦しみ、薬物乱用や犯罪に、またその被害者になる青少年をなくそうと、私が関わったこどもたちの哀しみや苦しみ、救われたこどもたちの新しい人生を書き続けました。なかでも「夜回り先生」という一冊は、多くの学校図書館や鑑別所、少年院、少年刑務所で、指導の教材として大きな役割を果たしていると聞いています。

 

 また、全国で講演することで、多くの親や大人たちに、青少年問題の現状やその背景、その解決に向けての道を語り続けてきました。それと同時に、全国の学校や少年院、少年刑務所を講演で回り、青少年に直接、夜の世界の哀しみや、薬物乱用、非行、犯罪を犯すことが、どれだけ人を哀しませ、自らの人生を壊してしまうのか、命の大切さや、明日を拓くための道を語り続けてきました。すでに、講演会は、講演を始めた1998年から29年間で、5188回、300万人を越える人たちに語り続けてきました。そのうち半分近くは、学校などでの青少年への直接の講演です。

 

 私が続けてきた活動の中で、最も手応えがあり、効果があったのは、「夜回り」です。直接子どもたちと触れあうわけですから当然です。しかし、その数には限りがあります。次に、効果を感じたのは、学校等での青少年への直接の講演でした。講演後の子どもたちからの感想を見ても、私の講演を通じて、夜の世界や薬物の本当の姿を知り、昼の世界に戻ったり、夜の世界や薬物に近づかないと語ってくれた青少年がたくさんいます。また、すでにそんな世界に連れ込まれ、救いを求めてくる青少年もたくさんいました。

 

 夜の世界や薬物乱用、犯罪を犯したり、こころの病で死に向かう子どもたちを救うことは私の第一の仕事です。それと同時に、青少年に、きちんとそれらの問題を語り伝え、予防することも大切な仕事だと言うことを学びました。

 

 その一方で、ご存じの通り、学校等の教育機関や少年院などの矯正機関の予算は限られています。ほとんどの場合、3万円程度、PTAや更生保護婦人会などが協力してくれれば、もう少しの予算を立てることができますが。

 

 私は、学校等の講演に関しては、現在まで自分の私費を使っても引き受けてきました。また、近くで講演会を行うときに無料で回り続けてきました。しかし、一度の講演には、関東近郊の近い場所でも、移動などの経費に、5万円から10万円かかります。それが、遠い地域となれば、移動や宿泊費などで20万円以上かかってしまいます。

 

 現在、その資金が枯渇しつつあります。また、私も今年70歳、生きている間に一つでも多くの学校等を講演で回りたいと考えています。

 

 何とか、私の講演会を一人でも多くの青少年に直接伝えたい。一つでも多くの学校等で実施したい。それが、さまざまな青少年問題の予防につながり、この国の明日を作るのは、その青少年たちですから、この国の明日にもつながると確信しています。

 ぜひ、クラウドファンディングを通して、その資金を援助していただければと考え、3月2日(日)より、クラウドファンディングを行います。

 

 この国の青少年の幸せのため、この国の明日のために協力してください。

 

・クラウドファンディングを通じて、広く一般の方々や法人から資金を集めます。

・各都道府県、市町村の教育委員会や法務省等に趣旨を伝え、また、マスコミからの報道等で多くの学校等にこの事業を知っていただき、講演依頼を集めます。

・講演場所の遠近によって経費は異なりますが、平均して一カ所10万円をクラウドファンディングで集めた資金から拠出し、講演を行います。

・私としては、年間最低でも、自己資金も活用し、100カ所での講演を想定しています。

・期間は、3月5日(木)より4月30日(木)、集める資金は1000万円です。この期間に資金が集まらない場合は、全額を返金し、不成立と言うことで、あきらめます。

 

・詳細は、3月5日(木)0時に公開が始まる、クラウドファンディングのHPを参照してください。そこからご参加いただけます。