2026.06.25
国家(Nation)と国(Country)
今、この国が間違った道をまた歩もうとしているようです。
国会で、「国旗損壊罪」についての法案が提出されています。「国旗」つまり日の丸の旗を傷つけたならそれを罪として罰するという法案です。
でも、みなさんに聞きたい。
国には、二つの概念が存在します。
一つは、政治的、経済的共同体としての国家(Nation)と、そこに住む人たちの歴史や文化を自分のアイデンティティーとして、言い換えれば故郷として捉える国(Country)です。
みなさんにとって、みなさんの国とはどちらですか。私にとっては、当然後者です。
私たちは、当然日本という国家の一員です。働いて税金を払い、その運営に力を貸しています。でも、それは、私たち自身の生活といのちを守るためです。ある意味での社会契約で作られたシステムに過ぎません。
それと同時に、私たちは日本という国の一員でもあります。それは、私たちの先祖が代々気づいてきた文化やルーツを愛するがゆえです。大切な故郷だからです。
この国という概念を現在の政府や政治家は忘れているようです。
私の叔父は、特攻隊の生き残りでした。生き残ったことを死ぬまで後悔し、亡くした部下や仲間たちに謝りながら生きた人でした。
彼は、私にいつもこう言っていました。
「修、自分の部下や仲間たちは、国のためと言われて、飛行機に爆弾を積み特攻していった。でも、修、国とはなんだ。国とは、人、この地にに生きる人なのではないのか。国家が守るべきなのは、政治家が守るべきなのは、そこに生きる人たちの命なのではないのか。人を殺す国家などいらない」
国旗つまり日の丸は、国家の象徴であって、けっして国の象徴ではありません国は、旗の中にはない。私たちのこころの中にあるものです。
なぜ、今その国旗の問題に、現在の政府はこだわるのでしょうか。私は、そこに私たちの国の危機を感じます。
旗は、他との区別を作るために作られたものです。そこに融和の優しさはありません。
私たち日本に旗などいりません。私たちの心の中にすでに日本はあるのですから。
みなさん、考えてみてください。
