夜回り先生 水谷 修
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Osamu Mizutani Official BLOG

3月5日(木)より、クラウドファンディングを行います

私は、今から36年前、日本で一番荒れていると言われた横浜の夜間定時制高校に自ら望んで異動しました。どんなに学校内で、生徒たちと向き合っても、数多くの生徒たちが、夜の世界に沈んでいきました。そんな生徒たちを一人でも多く昼の世界に戻そう、教室に戻そう、そう考え始めたのが「夜回り」です。夜の10時頃から朝方まで、当時は毎日横浜の夜の町を回り、生徒たちだけではなく夜の世界に彷徨う子どもたちに声をかけていました。全国を講演で回るようになってからは、その夜を過ごす町を「夜回り」し続けてきました。北は、稚内から、南は対馬、沖縄まで、日本の大きな町のほとんどすべてを「夜回り」してきました。そして、数多くの夜の世界のこどもたちを昼の世界へと連れ戻してきました。

 

 また、今から26年前、暗い部屋で明日を見失い、自らを傷つけ(リストカット)、またそんなつらさから一時でも逃げようと、市販薬や処方薬を濫用し(オーバードーズ、OD)、死へと向かう青少年たちの存在に気づきました。何とか、その子どもたちを助けたいと、「水谷青少年問題研究所」を設立し、研究所のメールアドレスと電話番号をすべてのメディアで公開しました。その時から、私の研究所では、26年間、一日24時間、一年365日、休むことなく青少年からの相談を受け続けています。以来、電話は数えきれず、メールは記録が残ります。のべ150万通を越え、関わった青少年の数は、105万人を越えました。

 

 一人の子どもたちも死なせない。そのための戦いでした。しかし、すでに、102名を薬物乱用で失いました。また、303名をこころの病による、事故死、病死、自死で失いました。一つの死のたびに、私もスタッフも苦しみました。自分を責めました。なんで救えなかったのかと。何度も、止めようと考えました。それでも、続けることができたのは、関わったほとんどの青少年が昼の世界に戻ってくれたからです。彼らから届く「ありがとう」の一言が、私たちの戦いの原動力でした。

 

 それらの活動と共に、私は、数多くの本を出版しました。生きることに苦しみ、薬物乱用や犯罪に、またその被害者になる青少年をなくそうと、私が関わったこどもたちの哀しみや苦しみ、救われたこどもたちの新しい人生を書き続けました。なかでも「夜回り先生」という一冊は、多くの学校図書館や鑑別所、少年院、少年刑務所で、指導の教材として大きな役割を果たしていると聞いています。

 

 また、全国で講演することで、多くの親や大人たちに、青少年問題の現状やその背景、その解決に向けての道を語り続けてきました。それと同時に、全国の学校や少年院、少年刑務所を講演で回り、青少年に直接、夜の世界の哀しみや、薬物乱用、非行、犯罪を犯すことが、どれだけ人を哀しませ、自らの人生を壊してしまうのか、命の大切さや、明日を拓くための道を語り続けてきました。すでに、講演会は、講演を始めた1998年から29年間で、5188回、300万人を越える人たちに語り続けてきました。そのうち半分近くは、学校などでの青少年への直接の講演です。

 

 私が続けてきた活動の中で、最も手応えがあり、効果があったのは、「夜回り」です。直接子どもたちと触れあうわけですから当然です。しかし、その数には限りがあります。次に、効果を感じたのは、学校等での青少年への直接の講演でした。講演後の子どもたちからの感想を見ても、私の講演を通じて、夜の世界や薬物の本当の姿を知り、昼の世界に戻ったり、夜の世界や薬物に近づかないと語ってくれた青少年がたくさんいます。また、すでにそんな世界に連れ込まれ、救いを求めてくる青少年もたくさんいました。

 

 夜の世界や薬物乱用、犯罪を犯したり、こころの病で死に向かう子どもたちを救うことは私の第一の仕事です。それと同時に、青少年に、きちんとそれらの問題を語り伝え、予防することも大切な仕事だと言うことを学びました。

 

 その一方で、ご存じの通り、学校等の教育機関や少年院などの矯正機関の予算は限られています。ほとんどの場合、3万円程度、PTAや更生保護婦人会などが協力してくれれば、もう少しの予算を立てることができますが。

 

 私は、学校等の講演に関しては、現在まで自分の私費を使っても引き受けてきました。また、近くで講演会を行うときに無料で回り続けてきました。しかし、一度の講演には、関東近郊の近い場所でも、移動などの経費に、5万円から10万円かかります。それが、遠い地域となれば、移動や宿泊費などで20万円以上かかってしまいます。

 

 現在、その資金が枯渇しつつあります。また、私も今年70歳、生きている間に一つでも多くの学校等を講演で回りたいと考えています。

 

 何とか、私の講演会を一人でも多くの青少年に直接伝えたい。一つでも多くの学校等で実施したい。それが、さまざまな青少年問題の予防につながり、この国の明日を作るのは、その青少年たちですから、この国の明日にもつながると確信しています。

 ぜひ、クラウドファンディングを通して、その資金を援助していただければと考え、3月2日(日)より、クラウドファンディングを行います。

 

 この国の青少年の幸せのため、この国の明日のために協力してください。

 

・クラウドファンディングを通じて、広く一般の方々や法人から資金を集めます。

・各都道府県、市町村の教育委員会や法務省等に趣旨を伝え、また、マスコミからの報道等で多くの学校等にこの事業を知っていただき、講演依頼を集めます。

・講演場所の遠近によって経費は異なりますが、平均して一カ所10万円をクラウドファンディングで集めた資金から拠出し、講演を行います。

・私としては、年間最低でも、自己資金も活用し、100カ所での講演を想定しています。

・期間は、3月5日(木)より4月30日(木)、集める資金は1000万円です。この期間に資金が集まらない場合は、全額を返金し、不成立と言うことで、あきらめます。

 

・詳細は、3月5日(木)0時に公開が始まる、クラウドファンディングのHPを参照してください。そこからご参加いただけます。