夜回り先生 水谷 修
公式ブログ

Osamu Mizutani Official BLOG

一冊の本を紹介します

子どもたちは夏休みを迎えました。

ぜひ、この夏休み、多くの本を読んで欲しいと考えています。

一冊の本は、多くの気づきを、そして知識を与えてくれます。また、人生を変えてくれます。

 

一冊の本が出ました。「わたしのなつかしい一冊」(毎日新聞出版)です。

現在、様々な分野の第一線で活躍する50人の人が、それぞれの人生を変えた一冊の本を紹介しています。私も、書いています。

 

ぜひ、この本を読んでみてください。また、ここで紹介された一冊の本を読んでみてください。必ず、これからの人生に大きな影響を与えてくれます。

 

戻りました

大阪、熊本、福岡、長崎、兵庫と、四日間で10カ所での講演を終わらせ、昨夜戻りました。たくさんの人が来てくれました。感謝です。

 

何よりも、いくつかの会場に私がかつて関わった子どもたちが来てくれました。うれしかった。

 

長崎の会場では、20年前思案橋のアーケードで「夜回り」をしているときに、出会い、共に覚せい剤の魔の手と戦った少女が来てくれました。彼女はすでに、三人の子どものお母さん。幸せそうでした。二人で少し泣きそうになりました。

 

もう「夜回り」をはじめて30年の月日がたちました。かつて関わった子どもたちと会うたびに自分の年を感じます。

 

いつまで「夜回り」が続けられるのか。何か、あと少しのような気がしています。高血圧、癌との戦い、高齢化、なかなか身体が思うようになりません。でも、待っている子どもたちのために、歩き続けます。

 

死ぬなら、病院や家のベッドの上より、夜の町で。そんな風に考えています。

 

明日は、京都の大学で、前期最後の授業です。日々の過ぎる早さに驚かされます。

久しぶりの連続講演です

明日から四日間、久しぶりの連続講演となります。

 

明日は、午前に大阪で講演をした後、九州に移動、熊本で二つの講演を行います。

明後日22日は、福岡市、大牟田市、久留米市で三つの講演です。

翌23日は、諫早市で一つ、長崎市で二つ講演を行います。

最終日24日は、兵庫県赤穂市での講演があります。

 

忙しい四日間となります。

 

どんな出会いが待っているのか、楽しみです。

 

声なき声を聴く

私は、ずっと高等学校で教員をしていました。その教員生活で、子どもたちとの関わりの中で、一番気を使っていたのは、声なき声を聞くことです。

 

声なき声、そう言われても、君たちはわからないと思います。説明します。たとえば、ホームルームで何かを決めるとき、元気のいい生徒たちは、様々な意見を出してくれます。でも、生徒たちの中には、まだまだ自信がなくて、自分の意見を人の前で言うことのできない生徒もいます。こんな事がありました。修学旅行にどこに行くかをクラスで決めるとき、声の大きい、元気のいい生徒たちが、沖縄に行きたいと積極的に提案しました。そして、他の生徒たちに、威圧的に「みんな沖縄でいいよな」と、圧力をかけていました。私は、白い紙を、すべての生徒に配り、匿名で、○か×で多数決を取りました。結果は、沖縄に行くことに○をつけたのは、彼ら数人でした。

 

自分の意見を言わないと言うことは、自分の意見がなくて何も考えていないと言うことではありません。意見を言わない生徒たちにも、自分の意見はあります。ただ、それを出すことができないだけなのです。私は、これを声なき声と呼んでいます。

 

今、私たちの日本で、この声なき声がとても粗末にされていると私は考えています。

 

たとえば、選挙です。日本の大きな選挙のほとんどの投票率がどんどん下がってきています。そして、時には、半数程度、いや半数以下の人たちの投票で、この国の明日を作る議員たちが選ばれています。

 

多くの強い人たちは、選挙に行かないことは、この国のことを考えていないからだ。そんな人のことは考えなくていいといいます。でも、本当にそうなのでしょうか。

この国の、自分の明日を委ねるのにふさわしい政党や人がいれば、きっともっと多くの人が投票に行くはずです。この低い投票率は、まさに国民の声なき声なのではないでしょうか。

 

先日の東京都議会選挙でも、投票率は、50%をはるかに切りました。これは、東京の有権者の半数以上が、実は、政治や選挙には、興味や関心がなく、ただ、今の自分の生活が守られればそれでいいと考えている、いい加減な人たちだということでしょうか。私は、違うと思います。投票に行かなかった人たちにも、それぞれ考えと思いがあるのです。

 

みなさんに、お願いがあります。みなさんの周りには、きっとたくさんの自分の意見をなかなか表現できない、出すことのできない人たちがいます。その人たちの声を感じる人となってください。

 

 

ワクチン接種

一昨日、新型コロナウィルスのファイザー製のワクチンを接種してきました。一度目の摂取です。

注射自体は、痛くもなくあっという間に終わりました。

しかし、その夜から、注射を打った左腕上腕が腫れ、痛みが続きました。ただ、耐えられないような痛みではありません。

また、倦怠感がすごく、身体がだるくて、横になっていました。

 

一日たった昨夜は、両手の関節が痛み始め、寝返りをうつたびに痛みで目が覚めました。だ、朝になると、不思議なぐらい痛みは治まり、倦怠感もなくなり、平常な状態に戻りました。

 

29日には、二度目の摂取です。どのような症状が出るのか。少し不安です。

 

ワクチンの接種について、さまざまなデマが飛んでいるようです。たしかに、からだに人工的な薬を入れるわけですから、何らかの副作用や害はあるでしょう。しかし、このように新型コロナウィルスの感染が拡大し、経済状況も悪化の一途を進んでいる現状では、一人でも多くこの人が、ワクチンを接種し、不完全であったとしても、免疫を作り、自分への感染だけでなく、他の人への感染も抑えることは重要だと、私は考えています。

 

少なくても、全国民の7割から8割の接種が終われば、通常の経済、社会状態に戻ることができるはずです。そうしなければ、もっと多くの命が失われ、また多くの会社や商店も倒産し、多くの人が仕事を失います。

 

しかし、いずれにしても、今回の新型コロナウィルスに対する政府の対応は、右往左往しすべてが後手後手に回っています。そのような中で、オリンピック、パラリンピックが強行されます。本来は、全世界の人たちの平和の祭典として行われてきたはずなのに。いったいだれのために開催するのでしょうか。