夜回り先生 水谷 修
公式ブログ

Osamu Mizutani Official BLOG

もうすぐ11月28日です

11月28日は、私にとって特別な日です。父のいない私が、父と慕った菅原文太さんの命日です。亡くなってから今年で5年の月日が流れました。

私にとって、菅原文太さんは、尊敬し敬愛する人でした。ですから、親父の言うことは絶対で、いつも親父の後を歩き続けていました。

そんな私が、一度親父に刃向かったことがあります。それを今日は書きます

 

親父は、いつも、今の日本を、そして日本人を、特に日本の若者たちを、嘆いておられました。長期的な明日への展望を持たず、ただ人気取りに走る政治家、他人のことや貧しい人のことを考えず、ただ今が幸せなら、楽しければと、ただその日を生きる国民、ちょっとしたことで明日を捨てふてくされ、あるいは心を閉ざし引きこもる、夢と輝きを失った子どもたち。

いつも、親父からは、ひたすら怒りのことばが続きました。私は、返す言葉もなく、こんな社会を作ってしまった一人として頭を下げ聞いていました。

 

あるとき、親父から、「こんな国は、一度壊せばいい。すべてを壊して、そしてそこから地に足をつけ、一人ひとりの人が、這いあげればいい」という一言が出ました。私は、その一言には、頭を上げ、そしてことばを返しました。「それだけは、勘弁してください。確かに、政治家も経済人も、国民も子どもたちも、腐っているかもしれません。だらしないと思われることも、よくわかります。でも、この国を混乱させたときに、一番つらい思いをし、そして苦しみ、その被害者となるのは、こんな国にしてしまった、私たち大人ではなく、何の罪もない子どもたちです。壊すのではなく、ゆっくりと時間がかかっても、少しずつ、この国や国民、子どもたちを変えていくこと、私は、その道を選びたいです」

 

みなさん、「破壊」はたやすいことです。目の前の荒れ地を、ブルドーザーを使って、踏みつぶし、平らに整地することは簡単です。でも、そこに何が残るのでしょう。目の前の荒れ地の雑草をていねいに、とても手はかかりますが、日々、そして年月をかけて、雑草を抜き、でも、美しい花は残して整地していけば、いつかは、そこはすてきな花畑になるでしょう。

 

確かに、今の政治や経済は混乱し、そして私利私欲におぼれているように見えます。でも、政治家の中にも経済人の中にも、そのことにこころを痛め、明日のために動いている人はいます。確かに、大人たちも子どもたちも、自分のことしか考えず今が良ければと、ただ自己中心に動いているように見えます。でも、その人たちのこころの中にも、これではいけない、なんとかしなくてはならないという想いはたくさんあります。「破壊」は、悪いものもなくしますが、同時にいいものをもつぶしてしまいます。

 

みなさん、今私たちの国に求められているのは、「破壊」ではなく「反省」です。私たちの社会の間違えているところは、謙虚に反省し、すみやかに痛みを伴っても変える。私たちのこころの中の、醜い部分は、自らそれを切り捨てる。

首相はじめ、多くの政治家の人に言いたい。みえみえの嘘や欺瞞はすぐに止めて、まずは反省し、真実をきちんと国民に語って欲しいと。この国を破壊し、子どもたちを哀しみの底に追い込まないように。

 

今日は授業でした

今日は、東京都八王子市にある救急救命研修所での授業でした。ここでは、前期300人、後期300人、全国の救急隊員から選ばれた隊員が、それぞれ半年にわたり入所し、日々学んでいます。そして、毎年3月に行われる救急救命士の国家試験を通過して、それぞれの所轄へと救急救命士として戻っていきます。

今回の隊員たちは、30代が多く、とても活気のある集団でした。全員が、国家試験を無事通過してくれることを願っています。

実は、私は、すでに十数年にわたって、ここで教官を務めています。すでに、一万人近い隊員たちを教えてきました。これは、私にとって、とても大切な財産です。私の所に相談してきた子どもたちが、リストカットやOD、あるいは自死をはかったとき、まず連絡を取るのは、「119」番です。私や私の事務所の名前を挙げると、ここでの教え子ですと言って速やかに動いてくれる隊員がたくさんいます。ありがたいことです。

 

明日は、愛知県岩倉市の二つの中学校での講演です。どんな中学生たちが待っていてくれているのか楽しみです。

久しぶりの休みです

昨日、今日と、二日間の休みです。当然、子どもたちからの相談の仕事には休みはありませんが。

昨日は、車で三浦半島に行ってきました。新鮮な三浦野菜、そしてたくさんの花を買ってきました。今日は、朝から花壇作り。やっと一仕事が終わりました。二回の台風と豪雨で荒らされた庭が、たくさんのビオラとバンジーで生き返りました。今回は、白とブルー、紫を基調に、その間に背の高い赤や黄色、ピンクの花を植えて、立体的に作りました。

花がある生活、いいです。見ているだけで、心が優しくなり、生きていることに感謝したくなります。

 

9月2日に、山梨県道志村で小学校一年生の少女が、キャンプ中に行方不明になってから今月で三ヶ月が過ぎようとしています。お母さんたちは、毎週のように現地に通い、探しておられるようです。

実は、私は、若い頃からずっと山岳会に所属し、登山をしていました。山岳遭難対策協議会の一員だったこともあります。今、各地の山岳会や協議会に、何とか年内に道志村で再度の捜索をできないか動いています。ご家族のためにも、何としても少女を発見できればと考えています。

ただ、現地は二度の台風と大雨で、そうとう荒れてしまっているようです。きつい捜索となるでしょう。

 

有名な女優が、ドラッグの所持で逮捕されました。私は、よかったと考えています。この人の命と明日を考えれば。ただ、その影響で、ドラマやCM、映画などに大きな影響が出ているようです。こんな事件が続けば、スポーツ界と同じように、芸能界や音楽業界でもドーピングがはじまるかもしれません。それも、ドラッグ汚染の広がりを立つためには一理あるかもしれません。

 

また、全国の十代の子どもたちからの大麻についての相談が続いています。その大半は、彼氏の使用や友人に誘われたというものです。考えている以上に、十代の子どもたちの間での大麻乱用が広がっています。

昨日は、川越市での講演でした

昨日は、埼玉県川越市での子育て講演会でした。たくさんの若いお母さん方が、子ども連れで来てくれました。お父さんたちの姿もちらほらと。

「優しさと勇気の育て方—夜回り先生、いのちの授業」という演題で、90分の講演をしてきました。

 

昨日は、久しぶりに車を自分で運転して、川越市まで往復しました。秋の行楽シーズンだと言うことを忘れていました。いずこも渋滞。さすがに疲れました。

実は、私は、車の運転が大好きです。若い頃は、ラリーのレースに出場し、そこそこの成績をおさめていました。さすがに優勝したことはありませんが。

昨日は、早めに事務所を出発し、講演前に高尾やあきる野の山の中の道を走り、紅葉を楽しむ予定でした。しかし、それも大渋滞のためにかないませんでした。

 

私の新しいホームページ、多くの方が気づいてくれているようです。着々と相談も増えています。その一つひとつの相談に丁寧に答え続けています。

 

今週は、東京、愛知、鹿児島と講演で回ります。

安倍首相にお願いです

安倍首相主催の「桜を見る会」が、今国会で問題になっています。

私は、その報道があるまで、「桜を見る会」は、外国の要人やこの国のために大きな貢献をした人たちを、首相がねぎらう会だと思っていました。

実は、私も数年前に招待されたことがあります。でも、私は、そんな首相からねぎらってもらうほどたいしたことはしていないし、人間として当たり前のことを当たり前にしているだけなので、参加をお断りしました。

しかし、今回の報道で、この会の現状を知り、今怒りに震えています。

私は、安倍首相はもとより、参加したすべての政治家、またすべての人、すべての芸能人を許すことができません。

 

今、この国で、七人に一人の子どもが、三食の温かい食事を取ることができず、また、家庭の貧しさのため、自分の進路を制限しなくてはならなくなっています。

私や私の仲間たちは、ずっとそのような状況の子どもたちのために「子ども食堂」を開設してきました。定期的に温かい夕食を食べることができる場所を開設し、子どもたちは、すべての子どもたちが無料で、親や地域の高齢者の方々も、百円、二百円で、子どもたちとともに食事できる場所を作り続けてきました。

特に、この夏休みは、子どもたちの命の綱である学校給食がありません。今年は、多くのお寺の力を借り、全国一万カ所以上で「子ども食堂」を運営しました。

その会計は、いつも火の車です。お米、野菜、調味料、副菜・・・。心ある方々や企業の善意の寄付、そして私や仲間たちの財布を空にして運営し続けてきました。

しかも、子どもたちに提供できるのは、この「桜の会」で参加者に振る舞われたような豪華なものではありません。カレーライス、牛丼、シチュー・・・、何とか私たちの予算でできる簡単なものしか提供できません。それでも、子どもたちは、温かい料理を喜んで食べてくれました。

 

そんな多くの子どもたちが苦しんでいる今、桜の下で贅沢な料理を食べる。しかも、その費用は、国民の税金。私は、そんなものを口にしたすべての人にいいたい。あなたたちは、貧しい子どもたちの哀しみに気づいていないのですかと。特に、参加したすべての政治家たちに言いたい。多くの子どもたちが、空腹で苦しんでいるをしらないのですかと。そんな政治家は、すべて辞職するべきです。

 

安倍首相にお願いです。ぜひ「桜を見る会」を止めて欲しい。そして、そこに使われるお金を,全国の「子ども食堂」に助成金として支出して欲しい。今年の費用は、約6000万円と言われています。それだけのお金があれば、さらに「子ども食堂」を増やすことができますし、その食事内容を豊かにすることができます。