夜回り先生 水谷 修
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Osamu Mizutani Official BLOG

子どもたちへ No.17

 子どもたち、私の元に「学校を辞めたい。規則が厳しいから・・・。髪を染めたり、化粧をするだけでうるさく言われる。うざったい」こういうメールがよく来ます。

 

 確かに、「規則」いやなものです。本来何をすることも、自由に自分の意志で決めることが出来るはずの私たちを、厳しくしめつけます。私たちの周りには、憲法から始まり、さまざまな法律、学校の校則や家庭のきまりなど、規則があふれています。そして、それを破れば、さまざまな罰を受けることになります。こんな「規則」がなければと思うことは、君たちにもあるでしょうし、もちろん、私にもあります。

 

 でも、子どもたち、私たちの社会から「規則」がなくなり、何でも自由にできるようになったら、どうなるでしょう。交通ルールがなくなったらどうなるかを考えてみましょう。信号もなくなり、スピード規制も、一方通行もすべてなくなったら、どうなるでしょう。まずまちがいなく、日本中が事故だらけ、死人だらけになります。もしかしたら、君自身が暴走する車にひかれるかもしれません。君の大切な家族や仲間が死んでしまうかもしれません。

 

 また、学校の校則や家庭のきまりがなくなり、学校は行っても行かなくてもいい、家では、ゲームを使用が音楽を聴こうが何をしてもいい、夜遊びも。こうなったら、子どもたち、君たちはどうしますか。きっと多くの子どもたちが、今の自由におぼれ、明日を失ってしまいませんか。

 

 もし、人を殺しても、人のものを自由に奪っても良くなったら、どうなるでしょう。君たちはうれしいですか。自分の好きなゲーム機やマンガ、洋服、いろいろのものを自由に万引きして自分のものにできるから。でも、きっとできません。銃や刃物を持った大人たちが、すべてを奪っていくでしょう。

 

 子どもたち、私たちがみんな自由に好き勝手なことをしてしまったら、私たちの社会は滅びます。一部の権力や暴力を持った人たちがすべてを支配してしまいます。

 

 子どもたち、なぜ私たちの社会に「規則」が必要なのか、わかってもらえましたか。それは、私たち一人ひとりの人間を、特に高齢者や君たち子どもたちを守るためになのです。また社会に生きる全ての人が、できる限りお互いを傷つけることなく共に生きていくことができるようになのです。

 

 子どもたち、社会や学校や家庭の「規則」きちんと守りましょう。「規則」の中でも君たち子どもたちに対して作られた「規則」は、多くの大人たちが、君たち一人ひとりを守り、君たちが素晴らしい明日を作るようにと、心を痛めて作り上げたものです。