2020.04.03
立ち止まることの大切さ
新型コロナウィルスの感染拡大の中で、2月後半から5月はじめまでの私の講演会はすべて中止となりました。また、4月からはじまる上智大学、花園大学の授業も、今のところ4月末まで中止となりました。
私は、2月末からの一ヶ月半近い日々を、ほとんど自宅と事務所で過ごしています。こんな日々は、私が物心ついて以来はじめて、つまり63年の人生ではじめてのことです。
思えば、私は、自分の人生を走り続けて生きてきました。
ただひたすら勉強し続けた小中学校時代。この国の体制を変えようと、革命に燃えた高校時代。目的を見失いヨーロッパを放浪し続けた二十歳の頃、そして、再度学問に向かい始めた大学時代。高校の教員として、生徒たちと必死に向き合った高校教員時代。35歳で、夜間高校に転勤し、夜の世界の子どもたちとともに生き続けたこの29年。
私は、いつも走り続けていました。休んだ記憶はありません。常に仕事を求め、探し、動いていました。
しかし、今は、講演もできません。夜回りもこの状態では、やる意味がありません。教員としての私にとって、最も大切な授業をすることもできません。人生ではじめて立ち止まることとなりました。
でも、立ち止まること、いいものです。この休みの期間にたくさんの本を読むことができました。そこで構想を練り、新しい哲学の本がかけそうです。
また、たくさんのことを考える時間ができました。これからの残りの人生をどう生きるか、何か答えを見つけることができた気がします。
庭の手入れもできました。木々にはさみを入れ整え、ハーブ畑に新しい苗を植え、庭の草取り、花壇作り、そして家の周りの片付け。はじめての体験でした。
毎日、調理担当として、夕食作り。家族や仲間たちからたくさんの笑顔をもらいました。
電気掃除機の使い方、床のモップがけの仕方、風呂場の掃除、たくさんのことを学びました。ただ、洗濯機の使い方だけはまだおぼえていませんが。人生初めての経験で、いかに家族やスタッフにいつも大変な苦労をかけていたかがよくわかりました。
まだまだ、私が活動を始めることができるまでは、時間が必要なようです。でも、その立ち止まる時間を有用に使い、明日への力を蓄えていきます。
そういえば、ついに今年の一冊目の本が、4月20日に出版されます。
「水谷修が見た公明党」第三文明社、という本です。私が、この国の政治について書いた「少数異見」についで2冊目の本となります。
ネット上では、私と公明党との関係について、いろいろなことが書かれています。その中には、顔をしかめてしまうような内容のものもあります。この本を読んでもらえれば、いろいろな誤解は解け、そしてなぜ私が公明党との関係を大切にしているのかわかってもらえ、また、一部の人たちの公明党に対する根深い誤解も解けると確信しています。
ぜひ読んでみてください。
