夜回り先生 水谷 修
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Osamu Mizutani Official BLOG

子どもたちへ

子どもたち、もうすぐ春本番となります。君たちの学校での一年が過ぎて、新しい一年が始まろうとしています。

子どもたち、君たちにとって、この一年はどんな年でしたか。きっと、いじめで苦しい思いをした人もいるでしょう。先生からの体罰で、部活を辞めたり、学校に通えなくなった人もいるかもしれません。それとは、反対に、高校や大学への進学が決まり、幸せ一杯の人もいるでしょう。いろいろなことがあった一年だったと思います。でも、そんな一年が、あとすこしで終わります。そして、新しい一年が始まります。まず、まちがいなく、君たちのほとんどが、数多くの新しい仲間たちや、新しい先生たちと、出会い、一年を過ごすことが始まります。

子どもたち、君たちみんなにお願いがあります。まずは、この一年を反省してみましょう。特に、他の人にしてしまったことを。もし、君たちの中で、だれかに嫌なことをしてしまったり、いじめをしてしまった人は、そのことをきちんと親に話して、そして謝りに行こう。許してもらえるまで。

また、君たちの中で、仲間からいじめに会ったり、先生から体罰を受けた人は、それをきちんと親に話して、校長先生や教育委員会にきちんと相談しよう。そして、きちんと決着をつけよう。この一年の哀しみや苦しみを、新しい年に持ち越さないように。きちんと、今年に始末をつけて、新しい年を迎えよう。

子どもたち、特に君たちの中で、不登校や引きこもりになってしまった子どもたちにお願いです。春が来ました。少しだけこころを開いて外に出てみよう。ネットや携帯電話、ゲーム機は捨てて、まずは家族の手伝い。ゴミ捨てでも、料理当番でも掃除でもいい。やってみよう。そして、昼間は太陽の下を、身体が疲れるまで散歩。生活のリズムを変えてみよう。明日のために。

そして、四月を迎えたら、満開の桜の下で、過去のことはすべて忘れて、新しい一年を始めよう。子どもたち、過去は変えることができません。でも、これから始まる新しい年は、まだ白いキャンバス。これから、どんな絵も描くことができるのです。それを、過去で汚してはいけません。

そうだ、これから新しい一年を始める君たちに、強く、優しく生きるためのヒントをあげましょう。毎朝、たくさんの美しい花を探そう。そして、見よう。触れよう。香りをかごう。美しいものは、君のこころを美しくしてくれます。優しくしてくれます。そして、生きる力をくれます。