夜回り先生 水谷 修
公式ブログ

Osamu Mizutani Official BLOG

人を信じて生きる

みなさん、人の生き方には二通りの生き方があることを知っていますか。一つは、信じて生きる生き方、もう一つは、疑って生きる生き方です。

みなさんは、どんな生き方をしていますか。私のもとには、たくさんの疑って生きる生き方をしている子どもたちからの相談のメールが届きます。「先生、中学の時、仲良くしていた友だちにいじめられてから、人を信じることができなくなった。高校では、いつも一人、ぽつんと寂しく過ごしていた。高校を卒業してから、今のスーバーに就職したけど、何か、みんなが私のことを嫌っているような気がして怖くて・・・。仕事を辞めたい」

私は、いつもこう答えます。「君は、なぜ一度の裏切りで人を信じることを止めてしまうのですか。世の中にはどれだけ多くの人がいますか。そのすべての人が、君を裏切り、そして君を傷つける人ですか。私は、そうは思いません。まずは人のために何かしてごらん。多くの人と触れあってごらん。必ず、君を認めてくれて、君の明日を拓く手伝いをしてくれる人と出会えます。まず、今日君は、私を信じてこころを拓いてくれました。明日からは、回りのもっと多くの人にこころを拓いてごらん」

子どもたちは弱い。当たり前です。人生経験が少ないから。でも、一度のいじめや嫌な経験で、人を信じることを止めて、そしてこころを閉ざして生きることは、哀しいことです。そこに救いはありません。私は、長く生きてきました。たくさんの人たちと触れあってきました。確かに、数え切れないほど、裏切られましたし、そして嫌な思いもしました。でも、決して人を信じることを止めませんでした。ですから、たくさんの友人や生徒を手に入れることができました。みなさん、考えてごらんなさい。もし、私が、君たち子どもたちをいつも信じることなく疑う教員だったら。どれだけ多くの子どもたちのこころを傷つけたでしょう。今、私が幸せなのは、人を信じ続けてきたからです。

私は、人は、当然君も、汚れのない真っ白なこころで生まれてきたと信じています。生まれたときに、人のものを盗ろうとか、人を傷つけようとか、いじめようとか、考えながら生まれてくる赤ちゃんはいません。でも、そんな真っ白なこころで生まれてきた人が、人を傷つけたり犯罪を犯すのは、その人がそのように環境や人との出会いで、こころを汚されたからと考えています。そんな人のこころを、もう一度真っ白にする、それも夜回り先生の仕事です。みなさん、人を信じよう。

 

追伸

 

一昨日は、広島県安芸高田市で、昨日は、兵庫県姫路市での講演でした。たくさんの人が来てくれました。時間を延長して、丁寧に講演させていただきました。

今までに関わった何人かの人たち、子どもたちも遠方から来てくれました。かつて、「死にたい」と訴えていた子どもたちの笑顔、何よりの宝物です。

今週末からは、また講演ツアー、群馬県、静岡県、群馬県、鹿児島県沖永良部島と回ることとなります。