2020.01.14
性格を変える
私のもとに、自分の性格を変えたいという相談がたくさん来ます。みなさんは、どうですか。
性格とは、何でしょう。私の学んだ哲学では、性格のことを人格、英語では、パーソナリティーといいます。これは、簡単に言えば、一人ひとりのものの考え方、感じ方や思考のパターンのことです。困っているお年寄りを見て、「何とか手伝わなくては」と考える人は、優しい性格でしょうし、落ちている財布を見て、「ラッキー、もらおう」と、考える人は、困った性格でしょう。仲間をいじめる人は、悪い性格でしょうし、いじめられている仲間を助けようとする人は、良い性格でしょう。みなさんの性格は、どうですか。
この性格の一部は、遺伝から作られます。どうですか、親を見て、自分と性格が似てるなと考えることがあるでしょう。でも、性格のほとんどの部分は、生まれてから、今までの、みなさん自身の経験や学習で作られます。小さいころから、いつも親のけんかを見せつけられた子どもは、だいたい人のことを怖がるようになり、いつもびくびくしていたり、あるいは、ちょっとしたことですぐこころを閉ざしてしまうことが多いですし、いつも、親同士の悪口の言い合いや、陰口をきいていた子どもは、人を信じることができず、一人寂しく孤立したり、あるいはその逆に、キレる子どもになってしまうことが多いです。
この性格を変えると言うことは、とてもやっかいで大変なことです。なぜなら、君たちがまだ、子どもで十五歳であったとして、十五年分の人生、多くの人との関わりの中で、君たちのこころやあたまに染みついてしまっているものだからです。当然、一瞬で変えることは、不可能ですし、多くの時間をかけて、変えていかなくてはならないものです。
みなさん、特に自分の性格を変えたい人へお願いです。まずは、自分の行動のパターンを変えましょう。いつも下を向いて歩いている人は、目線を上に上げ、他の人の顔を眺めたり、周りを見回して、美しいものを探しましょう。そして、だれかのために何かできないか、いつも考え、困っている人がいたら助けるのです。次に、思考のパターンを、変えていきまょう。いろいろな人とふれあい、話し合い、その人の考え方、ものの見方を学ぶのです。いろいろな驚きがあるはずです。こういう、見方があったのか、こういう考え方があったのかと。これらの経験が、みなさんの性格に幅とゆとりを作っていきます。そして、明日を豊かなものにしていきます。
みなさん、すばらしい性格を自分の力で作ろう。まずは、お手本探しから。
