2025.01.20
子どもたちへ No.21
子どもたち、一人一人の君たちに聞きたいことがあります。嬉しいときに、きちんと笑っていますか。頭に来たときに、きちんと怒っていますか。哀しいときに、きちんと泣いていますか。楽しいときに、きちんとほほえんでいますか。
子どもたち、人のこころは、風船のようなものです。哀しみや怒りは、こころに溜め込んでいくと、こころを壊してしまいます。ちょうど風船が空気を入れすぎると破裂するように。
私の元には、こころが病んでしまった多くの子どもたちからの相談が来ます。その子どもたちのほとんどすべてに共通しているのは、過去のいじめや虐待、苦しみ哀しみを、周りのだれにも相談しないで、自分で抱え込み、苦しみ、リストカットや薬物に救いを求め、あるいはこころを閉ざし不登校や引きこもりになることに救いを求め、さらに自分を追いつめてしまっていることです。
子どもたち、哀しみや怒りをこころのなかに抱いていると、夜眠れなくなります。夜の暗闇がもたらす孤独感や寂しさが、その哀しみや怒りをさらに大きくして、君たちを一晩中苦しめます。そして、最後には君たちのこころを壊してしまいます。
子どもたち、君たちのこころをきちんと開く訓練をしてみませんか。こころを強く育てる訓練をしてみませんか。これは、実は簡単なことです。こころの中に想ったことをそのまま、その時に外に出せばいいんです。考えることをできるだけ止めて、想ったその時に君たちの顔の表情やからだの動きで出せばいいんです。
嬉しいときには、笑顔でガッツポーズ、頭に来たときは、拳を握りしめ睨み、哀しいときは、しゃがみ込み泣く、楽しいときには、ほほえみながら踊りましょう。人の前でやることが何か恥ずかしい人は、ちょっと物陰に行って、一人でやってみてください。
これができるようになったら、第二段階です。身近な家族や友人に、直接その想いを、たった一言にのせて伝えてください。ただ、「嬉しい」、「怒ってる」、「哀しい」、「楽しい」その四つのことばだけで。絶対にメールや携帯電話などを通してはだめです。直接に。また、絶対にくどくどとその想いを説明しないこと。これだけで、変わります。君たちのこころが必ず軽くなります。
子どもたちの中には、特に苦しんでいる子どもたちは、そんなことをしても何も変わらない。無駄だと考える子もいるでしょう。でも、やってみてごらん。水谷は、そうやって生きてきました。そして、救われてきました。それだけではありません。多くの友人を手に入れ、多くの優しさをもらいました。
子どもたち、想い、出そう。こころ、開こう。
