夜回り先生 水谷 修
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Osamu Mizutani Official BLOG

新しい本が出ました

私の新刊「公明党はおもしろい」が全国一斉に発売、配本が始まりました。

 

私は、2002年から20年以上、公明党の議員たちと、この国の子どもたちの命を守り明日を拓くために戦ってきました。特に、3年前からは、選挙の応援も含め、全力で公明党を支えようと動いてきました。

 

この私の活動には、私を信じ指示する多くの人たちから疑問が投げかけられました。なぜ、公明党を応援するのか、なぜ他の党ではなく公明党なのか。

 

私は、今までそれらの問いには答えないできました。それは、逃げていたのではなく、きちんと一冊の本として、私の思いを伝えたかったからです。まさに、そのために書いたのがこの本です。

 

私の生い立ち、青春時代、そして教員時代、戦後政治の中で、公明党がなぜ作られ、何をしてきたのか、そして、私と公明党との出会い、共に戦ったこと、それらをこの本の中に書き込みました。

 

戦後の政治史を知る意味でも重要な本になったと確信しています。

 

私に興味のある方々は、ぜひ読んでみてください。

 

ここに、私がこの本の最後に記した「おわりに」をそのまま転載します。

 

おわりに

 私は、この三十二年間、夜の世界を彷徨ってきた人間です。かつては、毎晩、今は週末、夜の町を朝まで歩き回り、夜の世界の子どもたちに声をかけ、昼の世界に戻してきた人間です。また、二十三年前に、夜の暗い部屋で明日を見失い、リストカットを繰り返し、死へと向かう子どもたちの存在に気づきました。その子どもたちの命を守るため、水谷青少年問題研究所を開設し、そのメールアドレスと電話番号を公開し、子どもたちからの命の相談に向き合ってきました。夜回りをしない夜の時間は、その子どもたちの命の相談に答える時間です。ある意味で、私は、夜眠ることの許されない人間です。

 三十二年も夜の世界を生きてきたわけですから、当然、夜の世界の主人公である暴力団とも数え切れないぐらいぶつかってきました。それでも、殺されることなく生きぬいてきました。どうして生き残れたのか、みなさんはわかりますか。

 その理由は簡単です。私は、夜の世界で、生きる人たち、子どもたちを否定したり、叱ったりしたことは一度もありません。夜の世界の大人たち、子どもたち、本当は、みんな昼の世界で明日を夢見て幸せに生きたいのです。ところが、家庭環境や酷い大人たちとの出会い、貧しさの中で、昼の世界から捨てられてしまったのです。彼らを捨てたのはだれでしょう。私は、私たちが作ってしまったこの社会だと考えています。そして、その社会の一員である私も、彼らを夜の世界に追い込んだ加害者の一人だと考えています。だからこそ、彼らを叱ることなどできなかったのです。加害者の一人である私にとって、夜の世界でできることは、彼らに寄り添い、共に生き、何とか、明日への夢を再度作り出すことしかありませんでした。

 忘れることのできない思い出があります。もう二十年以上前の出来事です。私が、東京渋谷で夜回りをやっていたときです。渋谷を当時仕切っていた暴力団の組長とセンター街で鉢合わせしました。彼は、「先生、少し話をしよう」と私に言って、二人で近くの公園で、缶コーヒーを飲みながら話をしました。彼は、私に言いました。「先生は、面白い人だな。夜一人で、町を回ってガキたちと付き合っている。先生ならもっと楽な生き方ができるだろうに。こんな生活をしている俺だけど、若い頃に先生と出会っていたら、もっとまっとうな生き方ができたかもしれないな」私は、彼に言いました。「まだ間に合うよ」

 今、彼は、私の関係する親のいない、親から捨てられた子どもたちの施設の施設長をやっています。小指の先は、失っていますが、子どもたちに愛され、いつも笑顔で生きています。

 みなさんに知って欲しい。好きで夜の町で生きる子どもたちはいません。好きで、悪さをする子どもたちもいません。好きで、だれかをいじめたり傷つけたりする子どももいません。本当は、どの子どもたちも、暖かい家庭で、親たちの優しさの中で生きたいのです。本当は、どの子どもたちも、学校で、やさしくたくさんの夢を語ってもらって生きたいのです。夜の世界の子どもたちは、人たちは、捨てられた人たちです。捨てているのは、一体だれなのでしょう。

 みなさん、ここまでこの本を読んでお気づきになりませんか。

実は、夜回り先生、水谷修と、公明党は、非常に似ています。私の場合、活動場所は、夜の世界ですが、公明党の場合、昼の世界で、日々公明3000の地方議員たちが、靴底をすり減らして、自分自身の選挙区を歩き回っています。困っている人はいないか、泣いている子どもはいないか、その日の暮らしに苦しんでいる貢献者はいないか、危険な場所はないか、できることはないかと。そして、問題を見つけた場合は、速やかにその解決のために、みんなで協力して、全力で動いています。困っている人たちを責めることなく、否定することなく、まずは温かく受け止め、寄り添い、幸せにしようと。まさに、昼の世界の夜回り先生、これが公明党なのです。だからこそ、私は、私の人生最後の力を振り絞って、公明党を応援しています。

そうだ、最後に一言書かせてください。

夜回り先生はおもしろい。

でも、公明党は、もっとおもしろい。