2021.08.25
一通のメール
ついに、子どもたちの命の相談を受けている私たちにとっては、最も緊張する一ヶ月が始まりました。中高生の自死が最も多い一ヶ月です。
私の元にも、死を求めるたくさんの子どもたちからのメールが続いています。
そんな中、一通のメールが届きました。私が、9年前に関わった少女からのメールです。それを、そのままのせます。
生きること、生きぬくこと。どんなに今がつらくても、苦しくても、必ず、新しい日々は来ます。生きてさえいれば。
水谷先生、こんばんは。
私は先生に助けられた1人です。
中学一年生の頃一度メールを送ったの。
耐えきれない人間関係のグチャグチャや
自分が今していることの愚かさ
でもやめられない悪循環。
自分のことが大嫌いで繰り返すクスリと売春
正確には水商売だけど
13歳のあたしにはお酒を飲むことより
体を差し出すほうが簡単だったから。
店に来る客とお金をもらってセックスして
何に使うわけでもない万札が1枚づつ溜まっていくのを毎日見ながら
家に帰って死にたいってボヤッと思う毎日で
そんな時見た夜回り先生のドキュメンタリー
気付いたらメールしてて。
クスリやめたい。
体が汚い。もう無理かもしれない。
って。
そしたらね、テレビで言ってたみたいにほんとにすぐ返信が来た。
そのとき、あぁ今私はさっき見たテレビの先生と繋がってるんだ。って安心した。
今でもたまにこの世界が嫌になって
もうなくなっちゃいたいって思ったりして
弱い自分が見え隠れするけど
だけど死のうとは思わないの。
先生に助けて貰ったその頃のあたしにはきっと死ぬ勇気なんて無かったけど、その返信がなかったらほんとに死んでたかもしれない。
だけどね、
13歳だったあたしも、22歳の年になったよ
リスカの傷もほとんど見えない
クスリが目の前にあっても手をつけなかった
死にたいなんて思ってベランダに5時間いたり
異性に抱かれてボーッと天井を見上げる日々ももう無い。
ありがとう。ほんとに。
