夜回り先生 水谷 修
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Osamu Mizutani Official BLOG

動物はお金で買うものなのか

今日は、「日本エイズフォーラム in 横浜」を横浜YMCAから発信したため、久しぶりに横浜の観光地伊勢佐木町に行ってきました。車で行ったのですが、駐車場までの帰り道にベットショップがありました。私も、ウサギのぐみちゃんを家族の一員としているので、興味があり、生まれて初めてペットショップに入りました。

 

20万円、30万円と信じられないような値札を付けられた子猫や子犬、数万円の値札を付けられたウサギが、ゲージの中に閉じ込められていました。幼いうちに親から離され、狭いゲージで飼い主を待つ。耐えられない景色でした。

 

実は、私は、三歳で父親を亡くしています。母は、一人では、私を育てることができず、私を山形の祖母の実家に預けました。そこでの私の名前は、「水谷修」ではなく、「三千円」でした。それは、母が、毎月私の養育費にと仕送りしてくるお金が三千円だったからです。昭和三十四年のことです。当時の母の給料は月六千円。母は、その半分を私のために送ってくれました。

 

当時のことは、思い出したくもありません。私は、部屋もなく、いつも蚕棚で生活していました。夜寝返りを打ち蚕を潰してしまえば、一匹の絹を取るお蚕様の命は、私の命より重いものでした。ご飯を食べさせてもらえません。当然保育園にも通えず、朝から、畑の水やり、草むしり、奴隷のような日々でした。

 

みなさん、名前を呼んでもらえない哀しみがわかりますか。しかも、「三千円」と呼ばれることのつらさが。

 

ゲージの中の動物たちを見て、当時の自分の姿と重なり涙が止まりませんでした。

 

お願いです。動物をお金で買うことは止めましょう。命をお金で買ってはいけないのです。どうしても欲しければ、捨てられて命を奪われている動物たちを手に入れて、その命を守ってあげてください。

 

動物は、命は、お金で買うものではありません。